仕事を終えてスマートフォンを見ると、「お荷物を配達できませんでした」「住所に不備があります」という通知が届いている。
ちょうど通販で買い物をした覚えがあれば、なおさら気になります。けれど、そこでメールやSMSのリンクを押す必要はありません。
日本郵便を名乗る連絡が本物か迷ったときの基本は、「メールの中で真偽を決めようとせず、メールを閉じて日本郵便の公式サイト・公式アプリなどを自分で開き直す」ことです。
日本郵便は、同社のサービスを装った不審なメールやSMS、偽Webサイトが確認されているとして注意を呼びかけています。不審な連絡には、個人情報やクレジットカード情報の取得、不正アプリの導入などを狙うものがあります。
この記事では、単に「文章がおかしいから詐欺」と判断するのではなく、忙しい社会人でも使いやすい確認の順番に沿って、日本郵便の詐欺メールの見分け方を整理します。

まず覚えたいのは「メール内で確認を終わらせない」こと
再配達や住所不備は、実際に起こりそうだからこそ迷いやすい
宅配便を装う詐欺が厄介なのは、話の内容そのものが突飛ではないところです。「不在だった」「住所が正しくない」「荷物が止まっている」と言われても、それだけでは違和感がありません。
とくにネット通販を日常的に利用している人なら、「昨日注文した荷物のことだろうか」と考えてしまいます。詐欺側にとっては、受信者の生活に偶然当てはまりやすい題材なのです。
日本郵便が公開している不審メールの例でも、住所情報の更新、荷物の配送停止、追加の決済、期限内の手続きなどを求める文面が確認できます。
狙われるものは「個人情報・決済情報・端末」の3方向
「リンクを押しただけで、お金を全部取られる」と考える必要はありません。一方で、その先で何をしたかによって危険度は大きく変わります。
- 個人情報:氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど
- 認証・決済情報:ID、パスワード、カード番号、有効期限、セキュリティコードなど
- 端末:不審なアプリやファイルをインストール・実行させるケース
フィッシング対策協議会が2025年10月に公表した日本郵便をかたる事例でも、氏名、住所、電話番号だけでなく、クレジットカード情報などの入力を求める偽サイトが確認されています。
「本物らしいか」より「安全な経路で確認できるか」を見る
昔の詐欺メールというと、妙な日本語や雑なデザインを思い浮かべる方もいるでしょう。しかし、それだけを見分け方にすると危険です。
本物のサイトに似せた画面を作ることは難しくありません。差出人名やメールアドレスの表示も、見た目だけなら信用できない場合があります。
そこで判断基準を変えます。メールが本物らしく見えるかではなく、メールを使わなくても公式サービス側で同じ内容を確認できるかを見るのです。
よくある日本郵便なりすましの3パターン
「住所を更新してください」と偽サイトへ誘う
典型的なのが、「住所に不備があるため配達できない」「配送先を更新してください」と知らせるパターンです。
ボタンやURLを押すと、日本郵便に似せたページが表示され、氏名や住所、電話番号などを求められることがあります。その後、「再配達料」などの名目でカード情報の入力まで誘導される場合があります。
荷物を受け取るためとして、メールやSMSのリンク先で住所とカード情報を続けて要求されたら、その場で入力せず、いったん画面を閉じてください。
追跡番号や受付番号を入れて信じ込ませる
「番号が書かれているから本物だろう」と考えるのも早計です。詐欺メールの本文には、それらしく見えるリファレンス番号や荷物番号を記載することができます。
番号の文字数や形式を眺め続けても、確実な判断にはなりません。
荷物に心当たりがあるなら、日本郵便公式サイトの郵便追跡サービスを自分で開き、手元にあるお問い合わせ番号などを入力するほうが安全です。メール本文の「追跡する」ボタンを経由する必要はありません。
添付ファイルや不審なアプリを開かせるケースもある
日本郵便の注意喚起では、ZIP、PDF、DOCなどのファイルを添付した不審メールも特徴として挙げられています。
また、宅配事業者を装うSMSから不正アプリのインストールへ誘導する手口は、IPA(情報処理推進機構)も以前から注意を呼びかけています。
「配達状況を見るためにアプリが必要です」と突然求められても、SMSからアプリを導入しないでください。アプリが必要なら、公式サイトの案内やスマートフォンの正規アプリストアから確認するのが基本です。

日本郵便の詐欺メールを見分ける5段階チェック
怪しいメールを見つけたときは、細かな文章を一行ずつ読み解くより、次の順に確認すると迷いにくくなります。
| 確認順 | 見るところ | 警戒したい状態 |
|---|---|---|
| 1 | 自分の状況 | 荷物や手続きにまったく心当たりがない |
| 2 | 要求内容 | 住所・パスワード・カード情報などを急いで入力させる |
| 3 | 期限・表現 | 「24時間以内」「停止」「返送」などで必要以上に急かす |
| 4 | リンク・添付 | 見慣れないURL、短縮URL、添付ファイルがある |
| 5 | 公式側の情報 | 公式サイト・公式アプリから同じ荷物を確認できない |
1.最初に「何を要求されているか」を読む
文章の敬語が自然かどうかより、先に確認したいのは要求です。
たとえば、「本日中に住所を再登録」「少額の再配達料金をカードで支払う」「アカウント情報を確認する」といった流れです。金額が小さいから安全とは限りません。目的がカード情報そのものという場合もあります。
「急いで行動するほど相手の要求が達成される文章」になっていないか、一度考えてみてください。
2.差出人名や表示アドレスだけでは決めない
「日本郵便」と表示されていれば安心、というわけではありません。
IPAは、メールの送信元表示名やメールアドレスが偽装されることがあり、見かけ上の送信元情報だけで真偽を判断することは困難だと説明しています。
したがって、差出人アドレスの確認は手掛かりの一つではありますが、「それらしいドメインだったから本物」と結論づけるのは避けましょう。
3.URLを見る。ただしURLだけで最終判断しない
リンクを押さなくても、パソコンならマウスポインターを重ねたり、スマートフォンならリンクを長押ししたりすると、実際のURLを確認できる場合があります。ただし、操作中に誤って開かないよう注意してください。
日本郵便は現在、不審メールへの注意ページで、同社のWebサイト等に使うURLでは「.net」「.top」を使用していないと案内しています。
とはいえ、「.netではないから本物」と逆向きに判断してはいけません。攻撃者は別のドメインをいくらでも利用できます。
また、「japanpost」の文字がURLのどこかに入っているだけでは十分ではありません。長いURLは見間違いやすいため、リンクを解析して安全性を証明しようとするより、公式サイトを自分で開くほうが確実です。
4.メールを閉じて公式サイト・公式アプリから確認する
ここが最も大切な段階です。
荷物が本当にあるか調べたいなら、受信したメールやSMSから移動せず、日本郵便公式サイト、郵便局アプリ、普段使っているブックマークなどから確認します。
日本郵便公式サイトには、郵便・荷物の追跡、再配達の申し込みなどの導線があります。公式ページから自分で入り直せば、偽メールが用意したリンクを踏む必要がなくなります。
5.メールヘッダーのSPF・DKIMは補助材料と考える
パソコン操作に慣れている方なら、メールのヘッダーから認証結果を確認する方法もあります。日本郵便は、なりすましメール対策としてSPFとDKIMというドメイン認証技術を導入していると案内しています。
ただし、これは初心者が毎回確認しなければならない項目ではありません。また、認証欄に「PASS」と表示されたという一点だけで、そのメールが必ず日本郵便から届いたと決めるのも避けましょう。
迷ったときの優先順位は、あくまでメールを閉じて公式経路から確認することです。

本物の通知もあるので「メールやSMSは全部偽物」と決めない
日本郵便には正規のメール・アプリ・LINE通知サービスがある
ここは誤解しやすいところです。
日本郵便には、ゆうIDを利用した「eお届け通知」など、メールやアプリで荷物のお届け予定を知らせる正規サービスがあります。また、LINEを利用した通知・確認サービスも案内されています。
したがって、「日本郵便から電子的な通知が来ることは絶対にない」という覚え方も正しくありません。
大切なのは通知の存在ではなく、その通知を起点に重要情報を入力しなくても、公式サービス側から確認できることです。
関連記事:宅配会社を装う偽メッセージは日本郵便だけではありません。佐川急便を名乗るLINEや偽通知については、佐川急便を装うLINE・偽メッセージの見分け方でも確認できます。宅配会社が違っても、「通知内のリンクをそのまま信用しない」という基本は共通しています。
一方、日本郵便は不在連絡をSMSでは行っていないと案内している
日本郵政グループの注意喚起では、日本郵便はショートメールによる不在連絡のお知らせを行っていないとしています。
ただし、日本郵便の不審メール注意ページでは、グループ会社である郵便局物販サービスが特定の場合に送るSMSについて例外の記載があります。
そのため、「SMSなら100%詐欺」と単純化するより、突然届いた不在通知SMSのリンクは使わず、自分で公式経路を開くと覚えるほうが安全です。
追跡番号は「書いてあるか」ではなく公式側で確認する
正規の郵便・荷物には、お問い合わせ番号やお知らせ番号を使って配送状況を確認できるものがあります。
しかし、メールに番号が書いてあること自体は安全の証拠にはなりません。詐欺側も数字や英字を並べることはできます。
番号を確認するときは、メール内のリンク先ではなく、日本郵便公式サイトの追跡サービスを自分で開いて入力してください。これなら「番号が本物らしい」という印象ではなく、公式側の情報を基準に判断できます。
怪しいメールやSMSが届いた直後にすること
リンクを押さない、添付を開かない、返信しない
まだ何も操作していないなら、慌てる必要はありません。
日本郵便は、不審なメールやSMSの場合、本文のリンクをクリックせず削除するよう案内しています。IPAも、不審メールについて、添付ファイルを開かない、記載URLへアクセスしない、記載された電話番号へ電話しない、返信しないことを案内しています。
メールに「問い合わせはこちら」と電話番号が書かれていても、その番号自体が詐欺側の窓口かもしれません。問い合わせる場合は日本郵便公式サイトから窓口を探してください。
報告や相談をするなら削除前に最低限の記録を残す
単に怪しいだけで被害もなく、報告する予定もなければ削除して構いません。
一方、被害があった、会社のセキュリティ担当へ報告する、警察などに相談する可能性がある場合は、削除前に記録を残しておくと説明しやすくなります。
- 受信日時
- 件名
- 表示されている差出人
- メールやSMS本文のスクリーンショット
- 分かる場合はリンク先URL
- 自分が行った操作
- 入力した情報の種類
証拠を残すために、不審な添付ファイルを開いたり、危険なサイトへもう一度アクセスしたりする必要はありません。
荷物が心配なら公式サイトを新しく開く
メールを削除すると「本当に荷物が止まっていたらどうしよう」と気になるかもしれません。
その場合は、検索結果や受信メールのリンクではなく、普段使っているブックマークや公式アプリなど、信頼できる入口から日本郵便へアクセスしてください。
通販で注文した荷物なら、購入したショップの注文履歴から配送状況を確認する方法もあります。メールに書かれた物語から離れ、自分がすでに持っている情報から逆に確認するのがポイントです。
クリック・情報入力・アプリ導入までしてしまった場合の対処
リンクを開いただけなら、すぐに「被害確定」と考えない
リンクを押してしまっただけで、「もうスマートフォンの中身を全部盗まれた」と不安になる方もいます。
IPAは、フィッシングメールやSMSのリンク先を表示した場合でも、情報入力やアプリのインストールなどを行っていなければ、基本的には被害は発生しないと案内しています。
その場合はページを閉じ、その後はリンクを使わず公式側を確認しましょう。
ただし、添付ファイルを実行した、不審なアプリをインストールした、ブラウザから何らかの許可を与えたといった操作をした場合は話が別です。
IDとパスワードを入力したら、公式サービスから変更する
偽サイトへIDやパスワードを入力した場合は、偽サイトをもう一度開いて修正しようとしてはいけません。
本物のサービスを自分で開き、該当するパスワードを速やかに変更します。
同じパスワードを別のサービスでも使い回している場合は、そちらも変更が必要です。対応しているサービスなら、多要素認証やパスキーなどを利用することも検討してください。
カード情報を入力したらカード会社へ連絡する
カード番号、有効期限、セキュリティコードなどを入力した場合は、カード会社の公式窓口へ速やかに相談してください。
連絡先は、偽サイトや詐欺メールに書かれた番号ではなく、カード本体、利用明細、カード会社公式サイトなどから確認します。
利用明細も確認し、身に覚えのない決済がある場合はカード会社へその旨を伝えましょう。
不審なアプリを入れた場合は通信を止めて対処する
宅配事業者を装ったSMSでは、不正アプリの導入へ誘導する手口も確認されています。
IPAは、不正アプリをインストールしてしまったケースについて、スマートフォンを機内モードにし、Wi-Fiも切って通信を止めたうえで、不正アプリをアンインストールする方法を案内しています。
端末やOSによって対処が異なるため、自分で安全に判断できない場合は、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口や携帯電話会社などへ相談してください。

詐欺メールと正規確認の違いを文面から整理する
最後に、実際に画面を見たときの判断軸を一つの表にまとめます。
| 見るポイント | 警戒したいパターン | 安全側の確認方法 |
|---|---|---|
| 住所不備 | メールのリンクから直ちに住所変更を求める | 公式サイトや注文履歴から荷物を確認する |
| 再配達 | 短時間の期限を設け、リンクから手続きさせる | 日本郵便公式の再配達ページを自分で開く |
| 料金 | 少額の追加料金をカード決済させる | 公式窓口で料金の根拠を確認する |
| 追跡番号 | 番号があることだけで信用させる | 公式追跡サービスへ自分で番号を入力する |
| URL | 短縮URLや見慣れないドメインへ誘導する | 受信したリンクを使わない |
| 添付 | ZIP・PDF・文書ファイルなどを突然開かせる | 不審な添付は開かない |
| アプリ | 配送確認を理由にアプリ導入を求める | 公式サイト・公式アプリストアから確認する |
日本語が自然でも安心材料にはならない
誤字や不自然な敬語は、たしかに怪しさを感じる材料になります。日本郵便自身も、不審メールには不自然な日本語や誤記が含まれる場合があると注意喚起しています。
ただし、文章が自然なら本物、という逆の判断はできません。
見分け方として優先したいのは、「誰が送ったように見えるか」ではなく、「何をさせようとしているか」です。
「24時間以内」「返送」「利用停止」は一度手を止める合図
期限がある連絡を見ると、人は詳しく確認する前に行動しやすくなります。
日本郵便が公開している不審メール例にも、「48時間以内」「7日以内」などの期限を設け、配送キャンセルや返送への不安をあおる文章があります。
「今すぐ対応しなければ困る」と感じたときほど、リンクを押さずに公式側から確かめる。この順番を崩さないことが大切です。
日常の予防は「見抜く力」より確認ルールを決める
毎回メールを鑑定しようとしない
詐欺メール対策というと、本物そっくりの偽物を見破る能力が必要に思えます。しかし、毎日の仕事や家事の合間に、送信元、URL、メールヘッダーをすべて精密に調べるのは現実的ではありません。
むしろ、次の一つを習慣にするほうが簡単です。
荷物・支払い・アカウント確認を求めるメールが届いたら、本文のリンクを使わず、公式アプリまたは自分で開いた公式サイトから確認する。
このルールなら、詐欺メールの文章が上手になっても対応を大きく変える必要がありません。
OS・ブラウザ・アプリを更新しておく
フィッシングは人をだまして情報を入力させる手口が中心ですが、不正アプリや悪意あるファイルへの備えも必要です。
スマートフォンやパソコンのOS、ブラウザ、セキュリティ関連ソフトを更新し、古い状態を放置しないようにしましょう。
アプリは原則として公式アプリストアやサービス提供者が案内する正規経路から導入します。
家族とは「詐欺を見抜け」ではなく「押す前に聞く」を共有する
家族へ注意を促すとき、「怪しいメールには気をつけて」とだけ言っても、何を怪しいと判断するのかが分かりません。
とくに高齢の家族には、難しいURLの読み方を覚えてもらうより、もっと単純なルールが役立ちます。
- 荷物のSMSが来ても、そのリンクは押さない
- 住所やカード番号を求められたら入力しない
- 分からない通知は消す前に家族へ見せる
- 確認するときは公式サイトや公式アプリを開き直す
「分からなければ相談する」を失敗扱いしないことも大切です。詐欺の側は、受信者に一人で急いで判断させようとします。誰かに見せるだけでも、その勢いを止めることができます。

日本郵便の詐欺メールでよくある疑問
日本郵便からSMSが来たらすべて詐欺ですか?
すべてと断定するのは避けたほうがよいでしょう。
日本郵政グループは、日本郵便ではショートメールによる「不在連絡のお知らせ」は行っていないと案内しています。一方で、日本郵便の注意ページにはグループ会社による一部SMSの例外も記載されています。
SMSかどうかだけで判断せず、突然届いた不在通知のリンクは押さず、公式サイトや公式アプリから確認してください。
メールを開いて読んでしまいました。大丈夫でしょうか?
メールを表示しただけで、直ちに被害に遭ったと決めつける必要はありません。
IPAは、フィッシングメールやSMSについて、リンク先を表示した場合でも、情報入力やアプリインストールなどの操作をしていなければ基本的に被害は発生しないとしています。
リンクを押したか、情報を入力したか、添付を実行したか、アプリを入れたかを切り分けて確認してください。
追跡番号が書かれていたら本物でしょうか?
追跡番号らしい文字列があることだけでは、本物と判断できません。
日本郵便公式サイトの追跡サービスを自分で開き、手元の番号を確認してください。メール内の追跡ボタンを押す必要はありません。
間違って住所と電話番号を入力しました。何をすればよいですか?
まず、それ以上の入力を止めて偽サイトを閉じます。
入力した情報そのものを偽サイトから回収することはできません。今後、入力した電話番号やメールアドレス宛てに別の詐欺連絡が届く可能性も考え、知らない相手からの連絡には慎重に対応してください。
パスワードやカード情報も入力している場合は、それぞれパスワード変更、カード会社への連絡を優先します。
どこへ相談・報告すればよいですか?
日本郵便を装う連絡について判断できない場合は、日本郵便公式のお客様サービス相談センターなどへ確認できます。公式注意ページでは、最寄りの警察署または警察相談専用電話「#9110」への相談も案内されています。
実際にフィッシング被害に遭った場合、警察庁は最寄りの警察署またはサイバー事案のオンライン受付窓口への通報・相談を案内しています。
技術的な相談はIPAの情報セキュリティ安心相談窓口、フィッシングメールや偽サイトの情報提供はフィッシング対策協議会でも受け付けています。
まとめ|迷ったメールは「中で判断せず、外から確認する」
日本郵便の詐欺メールを見分けるとき、誤字や差出人名、ロゴの出来栄えだけを頼りにする必要はありません。
覚えておきたい順番はシンプルです。
- メールやSMSのリンクを押さない
- 添付ファイルや不審なアプリを開かない
- 住所・パスワード・カード情報を入力しない
- メールを閉じる
- 日本郵便公式サイト・公式アプリなどを自分で開く
- 荷物や再配達の情報を公式側で確認する
そして、もし操作してしまった場合は「何をしたか」で対処を分けます。
リンクを表示しただけなのか。ID・パスワードを入力したのか。カード情報まで送ったのか。不審なアプリを入れたのか。この切り分けができれば、必要以上に慌てず、必要な対処を選べます。
一番役立つ見分け方は、巧妙な偽物を毎回見破ることではありません。「メールに書かれた入口を使わない」という習慣を持つことです。
荷物が気になったら、受信したリンクではなく日本郵便の公式ページを自分で開く。まずはこの一手を、家族とも共有しておくとよいでしょう。
参考資料
- 日本郵便株式会社「日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。」(2026年8月9日確認)
- 日本郵政株式会社「郵便局などを装った不審な電話、メール、SMS及び架空Webサイトにご注意ください」(2026年8月9日確認)
- 日本郵便株式会社「eお届け通知(メール・アプリでお知らせ)」(2026年8月9日確認)
- 日本郵便株式会社「eお届け通知(LINEでお知らせ)」(2026年8月9日確認)
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中」(2026年8月9日確認)
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「メールの見かけ上の送信元情報を安易に信じないで」(2026年8月9日確認)
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「宅配便業者に加えて通信事業者をかたる偽ショートメッセージに注意」(2026年8月9日確認)
- 警察庁「フィッシング対策」(2026年8月9日確認)
- 警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」(2026年8月9日確認)
- フィッシング対策協議会「日本郵便をかたるフィッシング(2025/10/09)」(2026年8月9日確認)
- フィッシング対策協議会「フィッシングの報告」(2026年8月9日確認)

