梅雨から夏にかけて、洗濯物を外に干せない日が続くと、どうしても部屋干しが増えます。そこで頼りになるのが衣類乾燥除湿機です。ところが、使ってみてから気になるのが電気代です。
「生乾き臭を何とかしたい」「でも毎日使うと電気代が怖い」「コンプレッサー式とデシカント式はどちらが得なのか」。こうした悩みは、主婦・主夫の方にとってかなり現実的な問題だと思います。
私自身も、以前コンプレッサー式の除湿機を使っていたことがあります。ところが、請求を見て「これはちょっと続けにくい」と感じ、結局あまり使わなくなりました。正直に言えば、電気代の印象はかなり強く残っています。ですからこの記事では、単に「コンプレッサー式は安い」と言い切るのではなく、使い方によっては高く感じる理由まで含めて、落ち着いて見ていきます。
結論から言うと、梅雨〜夏の部屋干しだけを考えるなら、電気代面ではコンプレッサー式が有利になりやすいです。一方で、デシカント式は冬や低温時に強いという良さがあります。ただし、ヒーターを使う仕組みのため、梅雨〜夏に長時間使うと電気代が重くなりやすいのが注意点です。

まず結論|梅雨〜夏の部屋干しなら電気代はコンプレッサー式が有利
除湿機には大きく分けて、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式があります。この記事では検索意図に合わせて、コンプレッサー式とデシカント式を中心に比較します。
梅雨〜夏の部屋干しで考えるなら、基本的にはコンプレッサー式のほうが電気代を抑えやすいです。理由は、コンプレッサー式が空気を冷やして水分を取り除く仕組みで、気温が高い時期に能力を発揮しやすく、ヒーターを使わない分、消費電力が比較的少なめだからです。
一方、デシカント式は乾燥剤に湿気を吸着させ、ヒーターで水分を取り出す仕組みです。寒い時期でも除湿力が落ちにくいのが強みですが、ヒーターを使うぶん消費電力が大きくなりやすく、夏場は室温が上がりやすい点も気になります。
ただし、ここでひとつ大事なことがあります。コンプレッサー式なら必ず安く済む、という話ではありません。実際に私もコンプレッサー式を使っていて、電気代が高く感じて使わなくなりました。これは、機種の消費電力、使用時間、部屋の広さ、洗濯物の量、電気料金プランによって、請求への影響が大きく変わるためです。
つまり、判断の中心は「方式」だけではなく、何ワットの機種を、1日何時間、月に何日使うかです。ここを見ないまま選ぶと、買ったあとに「思ったより高かった」と感じやすくなります。
電気代の計算式を先に押さえておく
除湿機の電気代は、次の式でおおよその目安を出せます。
消費電力W ÷ 1000 × 使用時間 × 電気料金単価
この記事では、家電の表示などでよく使われる目安単価として、31円/kWhで試算します。たとえば消費電力190Wの除湿機を1時間使う場合は、次のようになります。
190W ÷ 1000 × 1時間 × 31円 = 約5.9円
これだけ見ると安く感じます。しかし、部屋干しは1時間で終わるとは限りません。梅雨時は乾きにくく、6時間、8時間、場合によっては半日近く運転することもあります。毎日のように使えば、1回あたりは小さく見える電気代でも、月単位ではまとまった金額になります。
電気代で失敗しやすいのは、「1時間あたり」だけを見て安心してしまうことです。部屋干しでは、むしろ「1回の乾燥に何時間かかるか」「月に何回使うか」を見るほうが実感に近くなります。
コンプレッサー式の仕組みと電気代の特徴
コンプレッサー式は、空気を冷やして水分を結露させ、その水分をタンクに集める方式です。エアコンの除湿に近い考え方と見ると、イメージしやすいかもしれません。
この方式は、気温が高いほど除湿しやすくなります。梅雨や夏は室温も湿度も高くなりやすいため、コンプレッサー式の得意な条件に合います。また、ヒーターを中心に使う方式ではないため、デシカント式に比べて消費電力が抑えられやすい傾向があります。
代表的な目安として、コンプレッサー式で190W前後の機種を考えると、1時間あたり約5.9円、1日6時間なら約35円、30日使うと約1,060円です。もちろん機種によっては300W台、400W台のものもあります。その場合は月の電気代も上がります。
たとえば365Wなら、6時間使うと1日約68円、30日で約2,037円です。415Wなら、6時間で約77円、30日で約2,316円です。こう見ると、同じコンプレッサー式でも、機種の消費電力によって印象がずいぶん変わります。

コンプレッサー式のメリット
コンプレッサー式の大きなメリットは、梅雨〜夏のような高温多湿の時期に向いていることです。部屋干しで湿気がこもりやすい季節に、しっかり湿気を取ってくれます。
また、デシカント式に比べると、同じ使用時間なら電気代を抑えやすいのも利点です。洗濯物が多く、部屋干しの回数も多い家庭では、この差が月単位で効いてきます。
さらに、室温上昇が比較的小さい点も見逃せません。夏の部屋干しで、除湿機を使ったら部屋が暑くなりすぎる、というのはなかなかつらいものです。コンプレッサー式でも運転による熱は出ますが、デシカント式ほどヒーターの熱を感じにくい傾向があります。
コンプレッサー式のデメリット
一方で、コンプレッサー式には弱点もあります。まず、本体がやや重くなりやすいことです。洗面所、リビング、寝室と移動させたい家庭では、重さが負担になることがあります。
次に、運転音です。コンプレッサーを使うため、振動音や低い音が気になる場合があります。日中のリビングなら気にならなくても、寝室の近くで夜に使うと気になることがあります。
そして、気温が低い季節には除湿力が落ちやすい点もあります。冬の結露対策や、寒い脱衣所での部屋干しには、デシカント式のほうが向くことがあります。
つまり、コンプレッサー式は「梅雨〜夏の部屋干し」に強い反面、「冬の低温環境」「静音性」「軽さ」を重視する場合には、少し慎重に見る必要があります。
デシカント式の仕組みと電気代の特徴
デシカント式は、ゼオライトなどの乾燥剤に湿気を吸着させ、ヒーターで水分を取り出す方式です。低温でも除湿力が落ちにくく、冬の部屋干しや結露対策に向いています。
ただし、ヒーターを使うぶん、消費電力は高めになりやすいです。代表的な目安として、デシカント式で590W前後の機種を考えると、1時間あたり約18.3円、1日6時間なら約110円、30日使うと約3,292円です。
480Wでも、6時間使えば1日約89円、30日で約2,678円です。720Wクラスになると、6時間で約134円、30日で約4,018円になります。
この金額を見ると、デシカント式を毎日長時間使う場合、電気代の存在感はかなり大きくなります。梅雨〜夏だけの部屋干し目的なら、電気代面では不利になりやすいと考えてよいでしょう。
デシカント式のメリット
デシカント式の良いところは、寒い時期に強いことです。冬場の室温が低い部屋でも、除湿力が落ちにくい傾向があります。冬の結露、北側の部屋、脱衣所、洗面所などでは、この強みが役に立つことがあります。
また、コンプレッサーを使わないため、本体が比較的軽く、運転音も抑えやすい傾向があります。部屋を移動させながら使いたい方や、音に敏感な方には扱いやすい面があります。
「冬も部屋干しが多い」「寒い場所で使う」「少し室温が上がってもかまわない」という家庭では、デシカント式が合う場合もあります。
デシカント式のデメリット
デメリットは、やはり電気代です。ヒーターを使う仕組みなので、長時間運転すると請求額に響きやすくなります。
もうひとつは、室温が上がりやすいことです。冬ならありがたい面もありますが、梅雨〜夏には不快に感じることがあります。せっかく湿気が取れても、部屋が暑くなり、エアコンも併用することになれば、家全体の電気代はさらに上がります。
梅雨〜夏の部屋干しでデシカント式を選ぶ場合は、「乾きやすさ」だけでなく「室温上昇」と「長時間使用時の電気代」まで見ておくことが大切です。
電気代を使用時間別に比較する
ここでは、家庭でイメージしやすいように、1日6時間使った場合を中心に比較します。電気料金単価は31円/kWhです。
| 方式・消費電力の目安 | 1時間あたり | 1日6時間 | 30日使用 |
|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 190W | 約5.9円 | 約35円 | 約1,060円 |
| コンプレッサー式 365W | 約11.3円 | 約68円 | 約2,037円 |
| コンプレッサー式 415W | 約12.9円 | 約77円 | 約2,316円 |
| デシカント式 480W | 約14.9円 | 約89円 | 約2,678円 |
| デシカント式 590W | 約18.3円 | 約110円 | 約3,292円 |
| デシカント式 720W | 約22.3円 | 約134円 | 約4,018円 |
この表を見ると、コンプレッサー式の低消費電力モデルとデシカント式の高消費電力モデルでは、30日使用で3,000円近い差が出ることがあります。もちろん、これはあくまで単純計算です。自動停止、湿度センサー、運転モード、実際の乾燥時間によって変わります。
しかし、部屋干しは毎日の家事に近いものです。1日だけなら気にならない差でも、梅雨の1か月、夏のゲリラ豪雨続き、花粉や黄砂で外干しを避ける時期まで含めると、電気代の差は無視しにくくなります。

なぜ「コンプレッサー式なのに電気代が高い」と感じるのか
一般的には、コンプレッサー式はデシカント式より電気代を抑えやすいと言われます。では、なぜ実際に使うと「高い」と感じることがあるのでしょうか。
理由は主に5つあります。
1. 使用時間が長くなりやすい
部屋干しは、洗濯物の量や干し方によって乾燥時間が大きく変わります。厚手のバスタオル、ジーンズ、パーカー、重なった衣類が多いと、6時間でも乾き切らないことがあります。
そうなると、除湿機を8時間、10時間と回すことになります。1時間あたりの電気代が安くても、長時間使えば当然合計は増えます。
2. 強運転を使い続けている
早く乾かしたいと思うと、つい強運転にしたまま使いがちです。強運転は便利ですが、消費電力も大きくなります。最初は強で湿気を一気に取り、ある程度乾いてきたら標準や自動に切り替えるだけでも、電気代の印象は変わります。
3. 洗濯物の間隔が狭い
洗濯物どうしが近すぎると、風が通りません。風が通らないと乾燥が遅くなり、運転時間が延びます。除湿機の性能以前に、干し方で電気代が増えてしまうことがあります。
4. 部屋が広すぎる、または密閉できていない
除湿機は、湿気を取る空間が広すぎると効率が落ちます。リビング全体で使うより、洗面所や6畳程度の部屋など、ある程度区切った空間で使うほうが乾きやすくなります。
ドアを開けっぱなしにしていると、別の部屋から湿った空気が入り続けます。これでは、除湿機がいつまでも働き続けることになり、電気代も上がります。
5. 電気料金単価が家庭ごとに違う
この記事では31円/kWhで計算していますが、実際の電気代は契約内容や地域、燃料費調整、再エネ賦課金などによって変わります。請求書で見た実感が、目安計算より高くなることもあります。
私がコンプレッサー式を使っていて「とんでもない電気代」と感じたのも、方式そのものだけでなく、使用時間や季節、ほかの家電との重なりがあったのだと思います。除湿機単体だけを責めるより、使い方全体を見るほうが現実的です。
生乾き臭を防ぐには、電気代より先に「乾く時間」を短くする
部屋干しでいちばん困るのは、生乾き臭です。あのにおいが出ると、洗い直したくなりますし、家事の負担も増えます。
生乾き臭を防ぐうえで大切なのは、洗濯物が湿ったままの時間を短くすることです。除湿機はそのための道具ですが、ただ置いて運転するだけでは効率が上がりません。
電気代を下げる近道も、実は同じです。短い時間で乾かせれば、運転時間が減ります。運転時間が減れば、電気代も下がります。
サーキュレーターや扇風機を併用する
除湿機だけでなく、風を当てることが大切です。洗濯物の間に風が通ると、水分が早く飛びます。サーキュレーターや扇風機を使って、衣類の下や横から風を通すと効果的です。
このとき、洗濯物にただ正面から風を当てるより、衣類のすき間を通すようにするのがコツです。バスタオルや厚手の衣類は、風の通り道を作るだけで乾き方が変わります。
洗濯物の間隔をあける
部屋干しでは、限られたスペースにたくさん干したくなります。しかし、詰め込みすぎると乾きが遅くなります。結果として除湿機の運転時間が長くなり、電気代も増えます。
可能であれば、厚手のものと薄手のものを交互に干す、長いものは外側にする、バスタオルは蛇腹状に干すなど、空気の通り道を意識するとよいでしょう。
部屋を区切って使う
除湿機は、広い空間より狭い空間のほうが効率よく働きます。洗面所、脱衣所、空き部屋など、閉め切れる場所があれば、そこを部屋干しスペースにするのもひとつの方法です。
ただし、狭い場所で使う場合は、機器の周囲に必要なすき間を確保し、熱がこもりすぎないように注意します。取扱説明書の設置条件は必ず確認してください。

梅雨〜夏の選び方|電気代重視ならここを見る
梅雨〜夏の部屋干し用に除湿機を選ぶなら、次の順番で確認すると失敗しにくくなります。
1. 消費電力を見る
まず見るべきは消費電力です。除湿能力や衣類乾燥時間も大切ですが、電気代を気にするなら、消費電力を見ないまま買うのは避けたいところです。
同じコンプレッサー式でも、190W程度のものと400W前後のものでは、電気代が変わります。部屋が広い、洗濯物が多い家庭では大きめの機種が必要になることもありますが、必要以上に大きいものを選ぶと、電気代や本体価格が重くなります。
2. 衣類乾燥モードの消費電力を見る
除湿時の消費電力と、衣類乾燥時の消費電力が違う機種もあります。部屋干し目的なら、衣類乾燥モードの消費電力を確認するほうが実用的です。
カタログや商品ページを見るときは、「除湿時」だけでなく「衣類乾燥時」「速乾」「強」などの表示も確認しておくと安心です。
3. 自動停止や湿度センサーを見る
電気代を抑えるには、必要以上に運転し続けないことが大切です。湿度センサーや衣類乾燥の自動停止機能があると、乾いたあとも延々と運転する無駄を減らしやすくなります。
ただし、自動停止があっても、厚手の衣類だけ湿っていることがあります。完全に任せきりにせず、最初のうちは乾き方を確認したほうがよいでしょう。
4. タンク容量を見る
タンクが小さいと、満水で止まりやすくなります。止まっている間は乾燥が進まず、結果として部屋干し時間が長くなります。洗濯物が多い家庭では、タンク容量も意外に大切です。
5. 設置場所と音を見る
電気代だけで選ぶと、音や重さで使わなくなることがあります。せっかく買っても、出すのが面倒、音が気になる、移動が大変となれば、結局使いません。
暮らしの道具は、性能だけでなく「続けて使えるか」が大切です。部屋干しのたびに無理なく使える重さか、置き場所があるか、夜に使うなら音はどうか。ここも選び方に入れておきましょう。
コンプレッサー式が向いている家庭
コンプレッサー式が向いているのは、梅雨〜夏の部屋干しが多い家庭です。気温が高い時期に除湿能力を発揮しやすく、電気代もデシカント式より抑えやすい傾向があります。
具体的には、次のような家庭に合いやすいでしょう。
- 梅雨や夏の部屋干しが中心
- 洗濯物の量が多い
- 電気代をできるだけ抑えたい
- 室温が上がりすぎるのを避けたい
- リビングや洗面所など、ある程度暖かい場所で使う
ただし、運転音や本体の重さは確認しておきたいところです。日中に使うなら気にならなくても、夜間や寝室近くでは印象が変わります。
デシカント式が向いている家庭
デシカント式が向いているのは、冬の部屋干しや低温環境で使いたい家庭です。寒い場所でも除湿力が落ちにくく、軽くて扱いやすい機種も多いです。
具体的には、次のような家庭に合いやすいでしょう。
- 冬も部屋干しが多い
- 北側の部屋や脱衣所など、寒い場所で使う
- 本体の軽さを重視する
- 運転音をできるだけ抑えたい
- 多少室温が上がっても困らない
ただし、梅雨〜夏に毎日長時間使う場合は、電気代が重くなりやすいです。夏場は室温上昇も気になるため、エアコンとの併用で家全体の電気代が増える可能性もあります。
電気代を抑える使い方
除湿機の電気代を抑えるには、安い方式を選ぶだけでなく、使い方も大切です。ここでは、すぐ実践しやすいものに絞って整理します。
最初だけ強運転、あとは自動運転にする
干し始めは洗濯物から水分が多く出ます。この時間帯に強運転で湿気を一気に取るのは合理的です。しかし、最後まで強運転にする必要がない場合もあります。
ある程度乾いてきたら、自動運転や標準運転に切り替える。これだけでも、無駄な電力を減らしやすくなります。
乾いたものから取り込む
薄手の衣類は早く乾きます。乾いたものをそのまま干しっぱなしにしていると、風の通り道をふさぎます。乾いたものから取り込むと、残った厚手の衣類に風が通りやすくなります。
部屋干し前に脱水を長めにする
洗濯機の脱水を少し長めにすると、干したあとの水分量が減ります。衣類の素材によってはシワや傷みに注意が必要ですが、タオル類などでは効果を感じやすい方法です。
フィルターを掃除する
フィルターにほこりがたまると、風量が落ち、乾燥効率も下がります。乾きにくくなれば運転時間が延び、電気代も増えます。フィルター掃除は地味ですが、部屋干し家電では大事な手入れです。
タイマーを使う
つけっぱなしを防ぐには、タイマーが役に立ちます。とくに外出前や就寝前に使うときは、切タイマーを設定しておくと安心です。
ただし、湿ったまま止まると生乾き臭につながります。最初は「何時間で乾くか」を何度か確認し、家庭の洗濯量に合った時間をつかむとよいでしょう。
エアコン除湿や浴室乾燥との違いも考える
部屋干しの方法は、除湿機だけではありません。エアコンの除湿、浴室乾燥、扇風機やサーキュレーターとの併用など、家庭によって選択肢は違います。
エアコンの除湿は部屋全体の湿度を下げるのに便利です。ただし、衣類に直接風を当てるわけではないため、干し方や空気の流れを工夫しないと乾きにくいことがあります。
浴室乾燥は、洗濯物をまとめて干しやすく、生活空間に洗濯物が出ないのが利点です。一方で、電気式やガス式など方式によってランニングコストが変わります。すでに浴室乾燥がある家庭では、除湿機との使い分けを考えるとよいでしょう。
除湿機の強みは、使う場所を選びやすく、洗濯物の近くで湿気を取れることです。とくにコンプレッサー式は、梅雨〜夏の部屋干し対策として現実的な選択肢になります。

よくある質問
Q1. コンプレッサー式なら電気代は安いですか?
デシカント式に比べると安くなりやすいですが、必ず安いとは言えません。消費電力が大きい機種を長時間使えば、コンプレッサー式でも電気代は高く感じます。購入前に消費電力と使用時間で月額を試算することが大切です。
Q2. デシカント式は梅雨や夏に使わないほうがいいですか?
使えないわけではありません。ただ、ヒーターを使うため電気代が高くなりやすく、室温も上がりやすいです。梅雨〜夏の部屋干しが主目的なら、電気代面ではコンプレッサー式を優先して検討するほうが無難です。
Q3. 生乾き臭を防ぐには除湿機だけで十分ですか?
除湿機は有効ですが、干し方も重要です。洗濯物の間隔をあける、サーキュレーターで風を通す、厚手のものを外側に干すなど、乾く時間を短くする工夫が必要です。除湿機だけに頼るより、風と除湿を組み合わせるほうが効果的です。
Q4. つけっぱなしにしても大丈夫ですか?
安全面では、取扱説明書に従い、周囲に物を置かず、フィルターやタンクの状態を確認することが前提です。ただし、電気代の面ではつけっぱなしはおすすめしにくいです。タイマーや自動停止を使い、必要な時間だけ運転するほうがよいでしょう。
Q5. 家族が多い家庭は大きい除湿機を選ぶべきですか?
洗濯物が多い家庭では、除湿能力の低い機種だと乾燥時間が長くなり、かえって電気代が増えることがあります。大きければよいとは限りませんが、洗濯量に対して小さすぎる機種は避けたほうがよいでしょう。
まとめ|梅雨〜夏の部屋干しは「方式」と「時間」で電気代を見る
梅雨〜夏の部屋干しで、コンプレッサー式とデシカント式を比べるなら、電気代面ではコンプレッサー式が有利になりやすいです。高温多湿の季節に強く、ヒーターを使うデシカント式より消費電力を抑えやすいからです。
ただし、コンプレッサー式でも、長時間使えば電気代は上がります。私自身も、コンプレッサー式を使っていて電気代が高く感じ、使わなくなった経験があります。ですから、「コンプレッサー式なら安心」と考えるより、消費電力、使用時間、干し方、部屋の広さを合わせて見ることが大切です。
デシカント式は、冬や低温の場所では強みがあります。寒い脱衣所や北側の部屋で使うなら、選ぶ価値はあります。しかし、梅雨〜夏の部屋干しを毎日長時間行う家庭では、電気代と室温上昇に注意が必要です。
部屋干しの電気代を抑える一番の考え方は、「安い方式を選ぶ」だけでなく、「短い時間で乾かす」ことです。洗濯物の間隔をあけ、風を通し、部屋を区切り、必要な時間だけ除湿機を使う。この積み重ねが、生乾き臭対策にも電気代対策にもつながります。
除湿機は、暮らしを助けてくれる便利な家電です。ただ、使い方を間違えると、請求書を見て驚くこともあります。梅雨〜夏の部屋干しにはコンプレッサー式を基本に考えつつ、ご家庭の洗濯量、使う場所、使用時間に合わせて、無理なく続けられる一台を選んでください。

