年末年始休業のお知らせ|営業・発送・返信の書き方

休業案内を準備する机と「年末年始休業のお知らせ」「営業・発送・返信を分けて案内」の文字 仕事・文書・言葉

年末年始休業のお知らせは、休業期間に加え、業務ごとの締切と再開日時を分けて書くと伝わります。
注文・発送・問い合わせ対応があるなら、「いつまでに何を済ませればよいか」「休業中に届いた注文や連絡をいつ扱うか」まで示します。

まず業務日程を一つの表にまとめ、その中からメール・ホームページ(HP)・店頭の張り紙に必要な情報を選びましょう。
発送を行わない店舗や事業所なら、発送欄を省き、来店・予約・電話など利用者に関係する予定を案内すれば十分です。

最初に、休業期間と業務別の日程をそろえる

文章を書き始める前に、営業・受注・発送・問い合わせの担当者へ、それぞれの最終対応と再開予定を確認します。
会社全体の休業が始まる前に発送受付を締め切るなど、業務によって日程が異なることがあるためです。

次の表は、案内を作るときの共通表です。
日程はすべて、説明用に作成した2026年末~2027年始の架空の例です。
実際の会社・店舗の休業日や配送予定を示すものではありません。

業務日程の共通表(架空の記入例・時刻は日本時間)
項目 日時・時刻 その日時の意味 休業中・締切後の扱い
休業期間 2026年12月29日(火)~2027年1月4日(月) 店舗・電話窓口を休止する期間 来店・電話への対応は休止
年内発送分の注文締切 2026年12月24日(木)正午 在庫商品について、注文と入金確認が完了する期限 期限後の注文・入金確認分は1月5日以降に順次発送
年内最終発送 2026年12月25日(金) 締切条件を満たす在庫商品を発送する日 到着日は届け先・配送状況によって異なる
オンライン注文・フォーム受付 休業中も受付 注文や問い合わせを送信できる 発送・個別返信は休止
営業・電話受付再開 2027年1月5日(火)午前10時 店舗・電話窓口を再開する時刻 休業前の最終営業は12月28日(月)午後5時まで
発送再開 2027年1月5日(火)以降 休止していた発送作業を順次再開 注文内容・在庫状況を確認して発送
問い合わせ返信再開 2027年1月5日(火)午前10時以降 休止していた個別返信を順次再開 休業前の個別対応は12月28日(月)午後5時まで

自社用に作るときは、まず「その日時の意味」の欄を埋めます。
注文の送信までなのか、決済完了・入金確認まで必要なのかを決めると、締切の書き方が具体的になります。
業務に関係しない行は削り、必要なら予約受付・修理受付・窓口での受け取りなどに置き換えてください。

案内に載せる前には、休業初日の前日と再開初日の営業時間も確かめます。
年末最終日は短縮営業なのに「通常営業」と書いてしまうと、休業期間が正しくても利用者が来店できない時間が生まれます。

休業中のフォーム受付を話し合い、返信を始める日も一緒に書くと確認する2コマ漫画

注文締切は「年内発送の対象になる条件」まで書く

「年内のご注文は12月24日まで」とだけ書くと、その日の何時が締切なのか、入金待ちでも対象になるのかが分かりません。
共通表の例なら、「12月24日(木)正午までに、ご注文と入金確認が完了した在庫商品を年内発送の対象とします」と書けます。

この条件を使う場合は、入金確認の担当者が締切までに確認できる予定かも確かめます。
注文受付を休業中も続けるなら、「締切後も注文は受け付けます。発送は年明けから順次」と続けると、注文そのものを止める案内と区別できます。

取り寄せ品・受注生産品・予約商品など、年内発送の対象にできない商品がある場合は、その範囲を注文締切の近くへ添えます。
すべての商品へ同じ日程を当てはめず、対象外の商品については、注文時の案内など実際に確認できる方法を示してください。

最終発送日と到着日、受付と対応を分ける

最終発送日は、利用者の手元へ届く日ではありません。
年内到着を案内する必要があるなら、発送担当や配送事業者の情報を確認し、対象地域・商品・受付条件まで確定した範囲で記載します。
到着日を約束できないときは、発送予定と到着の見込みを混ぜない書き方にします。

同じように、「受付中」は注文や問い合わせを送れる状態を示します。
フォームを受け付けていても個別の確認・発送・返信が休止するなら、それぞれの再開予定を併記します。
自動の受付メールが届く仕組みでも、個別回答や発送完了と誤解させない文面が必要です。

「1月5日から順次発送」「1月5日以降、順次返信」は、再開日以降に順番に対応するという案内です。
再開日中にすべての発送・回答が終わる約束にはしません。
対応に時間がかかる見込みを具体的に示せる場合は、担当者と確認した目安を添えます。

メール・HP・張り紙は、共通表から必要な情報を選ぶ

日程を共通表へまとめたら、相手がその媒体で何を判断するかに合わせて書き分けます。
メールは取引の期限、HPは業務ごとの一覧、張り紙は来店に必要な日程が中心です。
日付を媒体ごとに考え直さず、共通表を見ながら転記すると、案内同士の食い違いを防ぎやすくなります。

以下の3形式も、先ほどの架空の日程を使った例文です。
使う前に会社・店舗名、日付と曜日、時刻、対象業務、注文条件、休業中の受付方法を自社の内容へ変更してください。

取引先へのメール例|相手の手続きに影響する期限を先に

メールでは、件名で用件と会社名を示し、本文には休業期間と取引に関係する締切をまとめます。
受発注が続いている取引先なら、休業前に必要な注文・入金確認と、締切後の扱いを一緒に伝えると予定を立てやすくなります。

件名:年末年始休業と年内発送のご案内(〖自社名〗)

〖取引先名〗
〖ご担当者名〗様

いつもお世話になっております。
〖自社名〗の〖氏名〗です。

弊社は、2026年12月29日(火)から2027年1月4日(月)まで休業いたします。
年内の営業・電話受付およびお問い合わせへの個別対応は、12月28日(月)午後5時までです。

在庫商品の年内発送をご希望の場合は、12月24日(木)正午までに、ご注文と入金確認が完了するようお手続きをお願いいたします。
対象商品の年内最終発送日は12月25日(金)です。
到着日は、お届け先や配送状況によって異なります。

締切後のご注文・入金確認分は、1月5日(火)以降、順次発送いたします。
休業中もオンライン注文とお問い合わせフォームはご利用いただけますが、発送・個別返信は休止いたします。

営業・電話受付は1月5日(火)午前10時から再開し、お問い合わせには同時刻以降、順次返信いたします。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

〖自社名・部署名・氏名・通常の業務用連絡先〗

この例の注文締切は「在庫商品の注文と入金確認」が条件です。
請求書払いなど入金確認を締切条件にしない取引では、自社が実際に用いる受注条件へ変えます。
発送のない事業なら、年内発送の段落を削り、必要な場合だけ予約や納品確認などの期限に置き換えます。

進行中の案件に個別の納期がある場合は、全体の休業案内に加え、案件名と調整したい内容を別の段落で伝えます。
すでに約束した納期を、一斉のお知らせだけで変更した扱いにせず、相手と具体的に調整しましょう。

HP掲載例|業務別の日程を一覧にする

HPは、初めて訪れた人にも必要な予定が見つかる形にします。
休業期間を先に出し、営業・注文・発送・問い合わせの順に並べると、読み手が自分に関係する項目を探せます。

年末年始休業のお知らせ(2026年~2027年)

いつも〖会社・店舗名〗をご利用いただき、ありがとうございます。
2026年12月29日(火)~2027年1月4日(月)は休業いたします。

年末年始の営業・対応予定(日本時間)
業務 予定
年内営業・電話受付・個別問い合わせ対応 12月28日(月)午後5時まで
在庫商品の年内発送分の注文締切 12月24日(木)正午までに注文・入金確認完了
年内最終発送 12月25日(金)
オンライン注文・フォーム 休業中も受付。発送・個別返信は休止
営業・電話受付再開 1月5日(火)午前10時から
発送再開 1月5日(火)以降、順次発送
問い合わせ返信再開 1月5日(火)午前10時以降、順次返信

注文締切後のご注文・入金確認分は、年明けの発送対象となります。
発送後の到着日は、お届け先・配送状況によって異なります。
再開後は、注文内容・在庫状況を確認のうえ発送し、お問い合わせへの返信も順次行ないます。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
〖会社・店舗名〗

実際に掲載するときは、利用者が注文・問い合わせを行うページからも案内に気付けるか確認します。
別ページへ案内するなら、自社サイト内の実在する案内先を設定してください。
スマートフォンでは表の文字が重なっていないか、横へ動かせる表なら残りの列を読めるかまで確認します。

店頭の張り紙例|休業期間と次の営業日時を大きく

店頭の張り紙は、来店した人が短い時間で読めることを優先します。
見出しの次に休業期間、続けて年内最終営業と営業再開日時を大きく配置します。
オンライン注文のない店舗なら、通販向けの発送案内を入れる必要はありません。

年末年始休業のお知らせ

休業期間
2026年12月29日(火)~2027年1月4日(月)

年内の営業
12月28日(月)午後5時まで

年始の営業
1月5日(火)午前10時から

休業中は、店頭・電話での対応をお休みいたします。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

〖店舗名〗

この例は、共通表から店頭利用に関係する項目を選んだものです。
店舗名と日程を置き換え、入口や掲示場所から読める文字サイズに整えます。
年始が短縮営業なら、開店時刻だけでなく閉店時刻も添えてください。

休業中もフォームを受け付ける店舗では、その案内と返信再開日時を追加できます。
ただし、店頭に来た人が使える実在の連絡方法を示し、電話対応を休止する期間に「お急ぎの方はお電話ください」と書かないようにします。

店頭の目線の高さに休業案内を掲示した入口と、休業期間・次の営業日時を大きく示すよう案内する文字

告知時期は、最も早い締切から逆算する

告知は、休業開始日だけを基準にせず、利用者に行動してもらう最初の期限から考えます。
年内発送の注文締切が休業より早いなら、注文・社内承認・入金などの準備が間に合う時期に知らせる必要があります。

共通表の例では、12月29日の休業開始よりも、12月24日正午の注文・入金確認締切が先に来ます。
休業直前の案内では、この期限に間に合わないため、相手の発注や入金に必要な日数を見込んで告知日を決めます。
「何日前なら十分」と全業種に共通する日数へ固定せず、次の順に考えてください。

  1. 注文・予約・提出など、利用者に行動してもらう最も早い期限を決める
  2. 相手の社内確認、支払い、来店予定の変更などに必要な時間を見込む
  3. メールを読む機会、HPの閲覧、店頭への来店頻度に合う時期に告知する
  4. 締切前には、必要な相手・場所で同じ日程を再案内する

遠方からの来店や、早めの発注が必要な取引が多ければ、その準備に合わせます。
予定が確定していない段階で知らせる場合は、決まった範囲と次の案内時期を示し、仮の日程を確定済みのように載せないでください。

日程変更・例外対応は、すべての案内をそろえる

告知後に締切や営業再開が変わった場合は、共通表を更新してから、同じ日程を載せた媒体を順に直します。
HPだけを変更しても、以前のメールや店頭の張り紙を見た人には、古い予定が残るためです。

HPの日程更新を終えた担当者が、張り紙と送付済みメールも確認すると気付く2コマ漫画

変更箇所と影響する相手を確認し、訂正する

  1. 確定した変更を整理する:旧日時、新日時、対象業務、利用者への影響を担当者と確認する
  2. 掲載先を洗い出す:HP、注文画面、案内PDF、送付済みメール、店頭掲示、自動返信などを確認する
  3. 各案内を更新する:変更箇所と更新日を分かる形で示し、HP上の古いPDFや店頭掲示も差し替える
  4. 必要な相手へ訂正を伝える:締切・納品・予約などに影響を受ける相手には、訂正メール等で変更前後を知らせる
  5. 利用者の見える状態を確認する:リンク先のPDF、掲示物、自動返信を含め、新旧の食い違いが残っていないか確かめる

送付済みメールは、HPのように本文を差し替えられません。
変更が取引や来店に影響する相手には、件名に「訂正」または「日程変更」を入れた連絡で、新しい予定を知らせます。

件名:【日程変更】年末年始の〖対象業務〗について(〖自社名〗)

先日ご案内した〖対象業務〗の日程を、下記のとおり変更いたします。
変更前:〖旧日時・条件〗
変更後:〖新日時・条件〗

すでに〖注文・予約等〗をお済ませのお客様には、〖実際に行う連絡・調整方法〗でご案内いたします。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

訂正例の最後の段落は、実際に行う対応が決まった場合に使います。
個別連絡の予定がないのに「順次ご連絡します」と約束を加えず、対象者が次にどうすればよいかを具体的に示してください。

例外窓口は、対応できる用件と時間が決まっている場合だけ

休業中も一部のサポートを行うなら、通常窓口と分けて、対象の用件・受付方法・対応日時を示します。
「緊急時はこちら」だけでは、注文変更や通常の問い合わせまで受け付けるように読めるため、対応範囲を具体的に書きます。

例外窓口を設けない場合は、通常業務の休止と再開予定を伝えます。
担当者の私用連絡先や、対応できるか分からない24時間窓口を付け足す必要はありません。
店舗や部署で休業日が異なる場合も、会社全体を一つの日程にまとめず、対象店舗・業務の名前ごとに区切ります。

営業再開後は、掲示と受付設定も戻す

営業を再開したら、店頭の張り紙、HPの固定表示、休業中の自動返信などを見直します。
実際は営業しているのに「休業中」と表示されたままだと、利用者が注文や来店を控えてしまいます。

履歴として残すHPのお知らせには、対象年や終了した案内であることが分かる表示を付け、現在の営業時間を案内する場所と区別します。
返信や発送に遅れが残っている場合は、休業案内を外す作業とは別に、確認できた対応状況を案内してください。

まとめ

年末年始休業のお知らせは、休業期間と業務ごとの締切・再開日時を一つの共通表へ整理すると作りやすくなります。
注文に必要な条件、発送する日、受付だけ続ける業務、返信を再開する時期まで、利用者の行動につながる情報をそろえましょう。

そのうえで、メールは取引の期限、HPは一覧性、張り紙は来店に必要な日程を中心に選びます。
最初に共通表を埋め、最も早い締切に間に合う告知時期を決めるところから始めてください。

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参考資料