還暦祝いの目録の書き方は?旅行・家電にも使える記入例とマナー

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還暦祝いの目録は、贈る品物や旅行の内容を伝える書面です。

還暦祝いの目録は、表題、品名と数量、贈る目的、日付と贈り主、受取人の5項目を分かるように書けば、基本的な内容を整えられます。

ただし、目録には全国共通の一つだけの書式があるわけではありません。
長門屋商店も目録について「厳密な型式はない」と案内しており、用紙の種類によって書く場所や折り方が異なる場合があります。

旅行や大型家電を贈り、その場で実物を渡せないときに役立ちます。
家族の還暦祝いでは、次の記入例を出発点にできます。
市販の目録用紙に記入例が付いているなら、その用紙のレイアウトを優先してください。

記入例を先に見たい方は、家族からの記念品、旅行、大型家電・後日配送品から選べます。
下の例は記入内容の見本で、縦書き用紙の配置や折り方を再現したものではありません。

還暦祝いの目録は5項目を押さえると書きやすい

白い紙を前にすると少々格式高く見えますが、書く内容そのものは多くありません。
表題から受取人までを順番に整理すると、清書するときも迷いにくくなります。

長門屋商店では、タイトルは「目録」が一般的とし、品目、日付、差出人、贈る相手が分かっている場合はその名前を記入する方法を案内しています。

還暦祝いの目録に書く5項目と記入例
項目 書き方の例
表題 目録
品名・数量 一、記念品 一点
贈る目的 右、還暦のお祝いとしてお贈り申し上げます
日付・贈り主 令和〇年〇月〇日 家族一同
受取人 〇〇 〇〇 様

表題には大きめに「目録」と書く

表題は「目録」とすると、何の書面なのかすぐに分かります。
長門屋商店も「目録」が一般的なタイトルと案内しています。

同社の小型目録には、簡易な贈呈用としてあらかじめ「贈」と入った商品もあります。
市販品を使う場合は、すでに印刷されている文字を確認してから、未記入の欄へ書き始めます。

中央部分には品名と数量を書く

品物は「一、〇〇 一点」のように、何をどれだけ贈るのか分かる形にします。
たとえば腕時計なら「腕時計 一点」、テレビなら「テレビ 一台」といった書き方です。

複数の品をセットとしてまとめるなら「記念品 一式」という表現もできます。
「一式」だけでは内容が分からない場合は、品名を並べるか「記念品(腕時計・写真立て)一式」のように中身を添えます。
贈る内容を伝えたいときは、分かる範囲で具体的にしたほうが親切です。

還暦祝いの目録に贈る品名と数量を書こうと考える女性の2コマ漫画

品名のあとに還暦祝いであることを添える

何のために贈る品なのかを伝えたい場合は、「右、還暦のお祝いとしてお贈り申し上げます」などの一文を添えると分かりやすくなります。

家族だけのお祝いなら、難しい昔ながらの表現へ無理に寄せなくても構いません。
目録を見た人に「還暦祝いとして贈る品」と伝わることを優先しましょう。

日付・贈り主・受取人は用紙の見本に合わせる

日付、贈り主、受取人も、誰から誰へ渡した目録なのかを残すために確認しておきたい項目です。
縦書きの目録では左側へまとめる例もありますが、配置は用紙によって異なります。

「受取人は必ずここ」「贈り主は絶対この位置」と自己流で固定せず、市販用紙に見本があれば、その配置に合わせてください。
「家族一同」は贈る側、「〇〇 〇〇 様」は受け取る側です。
会社名・役職・氏名が並ぶ場合は、別紙で配置を決めてから清書します。
日付は、実際に目録を渡す日を書けば贈呈日が伝わります。
誕生日当日に渡すならその日付、別の日に祝いの席を設けるなら渡す日の記載が一案です。

家族・旅行・大型家電で使える目録の記入例

項目が分かっても、実際に文章へ落とし込むところで手が止まりやすいものです。
ここでは、家族の還暦祝いを想定した三つの例を紹介します。

以下は一般家庭で使いやすい簡易な記入例です。
会社の正式な式典や、地域・家に決まった書式がある場合は、その慣例を優先してください。

家族から記念品を贈る場合

目録
一、腕時計 一点
右、還暦のお祝いとしてお贈り申し上げます
令和〇年〇月〇日
家族一同
〇〇 〇〇 様

この例は、家族から腕時計を一つ贈る場合です。
実際に贈る品名と単位へ書き換えて使います。
家族みんなから一つの品を贈る場合は、贈り主を「家族一同」のようにまとめると簡潔です。
誰が参加したのかを一人ずつ残したいなら、氏名を連名にしたり、別にメッセージカードを添えたりする方法もあります。

旅行をプレゼントする場合

旅行は現物そのものを祝いの席へ持参できないため、目録で内容を伝えやすい贈り物です。
行き先や日程がまだ決まっていないなら、後で本人と相談できる余地を残しておくと扱いやすくなります。

目録
一、温泉旅行 二名様分
右、還暦のお祝いとしてお贈り申し上げます
令和〇年〇月〇日
家族一同
〇〇 〇〇 様

宿泊先まで決まっているなら、施設名を記載する方法もあります。
一方、旅行先を本人と決める予定なら、目録を渡す時点では「日程・宿泊先はご相談のうえ手配します」と別紙や口頭で伝えます。
未予約の宿や日程を確約したように書くと、本人がその条件で旅行できると受け取るおそれがあります。
贈る側で負担する人数・宿泊数・交通費の範囲を先に合わせ、予約前に本人の都合を聞きましょう。

大型家電や後日配送する品を贈る場合

テレビ、冷蔵庫、家具などは、大きさや配送の都合で祝いの席へ持参しにくい品です。
実物を後日配送するなら、その場では目録で内容を伝える方法があります。

目録
一、テレビ 一台
右、還暦のお祝いとしてお贈り申し上げます
令和〇年〇月〇日
家族一同
〇〇 〇〇 様

型番まで目録へ入れる必要があるかは、贈る目的によって考えます。
「テレビ 一台」で十分伝わるなら簡潔にし、注文した商品まで明確に伝えたい場合だけ型番を添えると読みやすくなります。
配送日や設置の手配は、目録の品名とは別に伝えます。
まだ注文していなければ、そのことも伝え、置く場所の寸法や希望を聞いてから商品を確定してください。

贈り主が複数なら「家族一同」などにまとめてもよい

還暦祝いでは、子どもや兄弟姉妹など複数人で費用を出し合うこともあります。
全員の氏名を書くか、一つの名義へまとめるかは、誰からの贈り物なのかが受取人に分かることを基準にすると整理しやすくなります。

家族全員からなら「家族一同」とまとめられる

家族全体から一つの品を贈るなら、「家族一同」という書き方が簡潔です。
子どもたちだけで贈る場合は「子供一同」など、誰を指しているのか分かる表現に変えることもできます。

ただし、兄弟姉妹や親族が多く、「一同」では参加者が分かりにくい場合は連名のほうが親切です。
形式より、受け取る人が見て迷わないことを優先しましょう。

会社や部署からなら団体名が分かるようにする

会社や部署から贈る場合は、「株式会社〇〇」「〇〇部一同」「社員一同」など、どこから贈られた品なのか分かる名義にします。

会社の正式な式典では、代表者名や役職名を入れる決まりがあることも考えられます。
その場合は、家庭向けの記入例をそのまま使わず、社内の慣例や担当部署の案内を確認してください。

縦書きの数字と文字は読みやすさを優先する

目録というと、毛筆で一字も間違えずに書かなければならないような雰囲気があります。
しかし、長門屋商店ではプリンタ対応目録と中紙用テンプレートも用意されています。

縦書きなら漢数字にすると全体になじみやすい

縦書きの目録では、「令和八年」「一台」「二名様分」のように漢数字へそろえると、和文の中で見た目がまとまりやすくなります。

一方、テレビや家電の型番まで無理に漢数字へ変える必要はありません。
英数字そのものが商品を特定する情報なら、読み間違えない表記を優先してください。

筆ペンでも達筆さより読みやすさを優先する

手書きなら毛筆や筆ペンを使うと改まった雰囲気を出せますが、手書きだけが作成方法ではありません。
長門屋商店はプリンタ対応目録を販売し、中紙用の印刷テンプレートも公開しています。

購入する用紙がプリンタに対応しているかは、商品表示で確認してください。
長門屋商店は、通常の目録用紙にはプリンタ非対応の商品もあると案内しています。
印刷テンプレートを使う場合も、対応用紙とレイアウトを照合します。

筆ペンを使う場合も、無理に崩した字へ寄せるより、氏名や品名を読みやすく書くほうが大切です。
清書前に普通の紙へ氏名と品名を書き、相手が読めるか、用紙の欄からはみ出さないかを確かめます。

目録とのし紙は似ていても役割が違う

「目録を書いたら、のし紙はいらないのか」と迷うこともあります。
二つは同じものではないため、役割を分けると理解しやすくなります。

目録は何を誰から贈るのかなど、贈呈内容を記す書面です。
一方、のし紙や掛紙は、贈り物の目的に合わせて包装の外側などへ掛けます。

還暦祝いののし紙は紅白の蝶結び系が一般的

高島屋の贈答マナーでは、還暦祝いの掛紙として「のしあり・紅白5本蝶結び」が案内されています。
三越伊勢丹でも紅白の「もろわな結び」ののし紙が示されており、もろわな結びは「花結び」「蝶結び」と呼ばれる結び方です。

表書きは、高島屋では「祝 還暦」「還暦之御祝」、三越伊勢丹では「還暦御祝」「御祝」「寿」「賀寿」などが案内されています。

贈答のしきたりには地域や家による違いがあるため、会社の式典や格式を重んじる家庭では、利用する百貨店や地域の慣例も確認してください。

目録が必要かどうかはプレゼントの渡し方で決める

還暦祝いだからといって、必ず目録を作らなければならないわけではありません。
包装した記念品をその場で手渡せるなら、のし紙やメッセージカードだけで気持ちを伝える方法もあります。

一方、旅行や体験型のお祝い、大型家電、後日配送品のように、その場で実物を渡しにくい場合は、目録を添える意味が分かりやすくなります。

印刷する場合は、対応用紙と中紙サイズを合わせる

印刷なら、清書の前に用紙の「プリンタ対応」の表示を見ます。
長門屋商店の通常の目録には、プリンタ非対応の用紙もあります。
書式のテンプレートが使えても、手元の紙が印刷機へ通せるとは限らないためです。
プリンタ本体の説明書でも、対応する紙の種類・サイズ・給紙方法を確かめてください。

同社のプリンタ目録の公式テンプレート配布ページには、写真入りと品目のみの見本、ZIPのダウンロードがあります。
用意されているA3・A4・B5用のWord/Excelファイルから、購入した商品の中紙サイズと、使えるソフトに合う物を選びます。

  1. 配布ページの「ダウンロード(zip形式)」を押し、ブラウザーのダウンロード先へZIPを保存します。
  2. Windowsのエクスプローラーで保存先を開き、ZIPを右クリックして「すべて展開」を選びます。
    展開先を確かめて「展開」を押し、できたフォルダーを開きます。
  3. 中紙サイズのフォルダーから、品目のみ、または写真入りのファイルを選び、対応するWordかExcelで開きます。
    自分の目録用に別名で保存し、品名・数量・日付・贈り主・受取人を書き換えます。
  4. 印刷プレビューで用紙サイズと文字の欠けを見ます。
    同じサイズの普通紙に試し刷りし、中紙と重ねて配置が収まるか、氏名と品名が読めるかを確かめます。
  5. 対応する本番の中紙を、プリンタの指定された方法でセットして印刷します。
    印刷後に誤字・数量・文字の欠けをもう一度見て、十分に乾いてから包みます。

フォントは使うPCの環境によって変わるため、見本どおりの位置に収まるかも試し刷りで判断します。
はみ出した場合は元ファイルへ戻り、用紙サイズ・余白・文字の大きさを見直して普通紙で再確認します。
目録用紙のサイズが見本と違うときや、対応ソフトがないときは、無理に給紙せず手書きに切り替えるか、用紙メーカー・購入店へ相談してください。

書き終えた目録を包み、贈る内容を伝えて渡す

中紙の折り方と向きは、使う商品の説明に合わせます。
例えば長門屋商店の「目録の書き方・使い方」では、内側へ左、右の順で三つ折りにし、折り目を下側にする方法が図で示されています。
同社の大型目録は複数の中紙を水引で留める仕様で、書き上げた一部へ水引を付ける案内です。
この折り方を、別の商品へ一律に当てはめないでください。

用紙に指定された外包みへ収めたら、正面の向きと宛名を見直します。
説明書がない場合は、末尾のメーカー案内や購入店で、その用紙の入れ方を確かめましょう。
折り目が付いていない紙を自己流で何度も折る前に、普通紙で収まりを試すと、本番の紙を傷めずに配置を比べられます。

渡す際は、「還暦のお祝いに、家族から温泉旅行を贈ります。
日程はこれから相談させてください」のように、目録の内容と未確定の点を短く伝えます。
配送する家電なら、手配済みか、到着予定はいつかを別紙に添えると、その後の受け取りにつながります。
長い感謝の言葉はメッセージカードへ分け、目録では何を贈るかが読める状態を保ちます。

まとめ|内容と名前を確かめてから清書する

まず品名・数量、渡す日、贈り主、受取人をメモし、市販用紙の見本に合わせて記入します。
旅行や後日配送品は、贈る内容が伝わる書き方を選んでください。
印刷する場合は用紙のプリンタ対応も確かめます。

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参考資料